2014年3月29日土曜日

きんきょうもろもろ。




だいぶ、更新出来ていなかったブログ。
もう、更新が止まったとか思ってるいる人多数で、存在すら忘れ去られているブログになってしまっていると思います。


ちょいちょい忙しい自主制作期間という名の春休みを過ごしました。
その大半は学校に行き、好きなもの作ったり、ポートフォリ作成のセミナーを受けたりなど、春休みとはかけ離れた生活を送っていました。
学校に行ってなかった期間は、講師の先生のご紹介で、インターンシップに行ったり、濃い自主製作期間a.k.a春休みを過ごしました。


あっという間に3月も終わり、桜の季節。
来週からは少しずつ授業が始まり、GW明けにはポートフォリオを展示する学校行事があったり、落ち着く暇がないまま来年の春まで駆け抜けそうです。

尊敬する方のとこのインターンも4月から約1ヶ月くらい行くことになり、それも含めると本当に予想以上に凝縮された1年を過ごす予感。




ここ数ヶ月で、デザインが好き、広告が好き、クリエイティブが好き、そんなことを改めて自覚したし、自分で考え、行動し、手を動かすということがしっかりと結果や何かしらになって返ってくるということを実感しました。
今回の先生紹介のインターンや自分で応募したインターンが決まったことなんかが、その一例。
机やパソコンに向ってウダウダやってるくらいなら、行動!実行!


ある人が宣伝会議賞のマスナビのコピーで書いた「憧れるより、近づこう。」
これがすべてなんじゃないのかなって思います。
憧れたら憧れでしかないし、追い越すことも近づくことも出来ない。そんなことにならないためにも、何かしらのアクションを起こすはず。

就活に関しては、本当に漠然としたものしかなく、「本当に就職出来るのか。」「業界でやっていけるのか。」「他の美大生とかと比べられても大丈夫なのか。」 などなど不安がつきませんが、『憧れるより、近づこう。』そんなコピーを心の中に秘めながら自分のやれるべきことをしたいと思いました。


春なのでお花見に行きたい。花より団子。花よりお酒。




2014年3月11日火曜日

あの日から



あの日から3年経ちました。

1年目は地元で、2年目は渋谷のスクランブル交差点で、3年目の今年は学校であの時間を過ごしました。


3年なんかあっという間ですね。
2011年3月11日は福島県の実家で過ごし、震災を体験。
いまでも、あの日のことを思い出します。テレビから流れる映像も、原発が爆発した瞬間もリアルタイムの中継で見てました。

あの日から自分の人生は大きく変わりました。
あの日がなければ、今こうして東京でデザインを学んでいないと思います。

大嫌いだった福島を好きになったのも、あの日以来
福島を広告したいと思ったのもあの日から。


それだけあの日が特別で、自分の人生いい意味で狂わせてくれた日です。



特別どうして過ごそうとかもなく、今年は学校で過ごしました。
変わらない日常が3年経って自分の中に戻って気がします。


地元福島も八重の桜の効果などでやっと観光客が増えてきました。
八重の桜は一時的なものなので、もっと長期的に福島を訪れてもらえる、福島は面白いと思ってもらえるような広告を作りたい。
そう思います。


ただ、「福島は安全」「福島の農産物は安心なものです」と広告しても、福島に来てもらえるどころか、関心さえも失ってしまう時期に来ていると個人的には考えています。
もっと、福島県を面白く、楽しく、魅力的に出来るようなデザイン物を作っていきたい。
震災を体験して、福島を好きになった自分にしか作れないもので。


原発やいまの復興状況に自分なりに思うことはありますが、早く福島県が、東北が2011年3月11日以前以上のいい状況になれるよう願ってるし、そこに自分の力を使いたいです。



今日は、ある意味で新年かもしれません。ここから1年というカウントをする人も多くいるはず。
1年後どこで過ごしているかわかりませんが、地元のことあの日のことは忘れずに過ごしたい。



2014.3.11

2014年3月10日月曜日

変化と適材適所

最近、東京都内のJRやメトロなどの色んな路線の駅で、柱のとこにあった広告スペースが、デジタルサイネージ化されています。
渋谷駅の玉川改札付近ではもうすでにデジサイに変わり、地下鉄六本木駅や恵比寿駅などでも準備中ではありますが、サイネージが設置されている。

本当に、紙媒体からデジタル媒体への変化が体感出来るくらい変化の時にいま自分たちが立っています。




色んな人と話をするようになって感じるようになったのは、アナログとデジタルってそんな違わなくないかってことです。
アナログがいい!っていう人がたくさんいますけど、果たしてそれは適切な表現なのか疑問に思います。もしかしたら、それは思い出補正的なもので、過去の記憶を美化しているのかもしれない。
手描きが温かみやぬくもり、人を感じれるという人もたくさんいますが、それはデジタルでは出せないとは限りません。
一方、デジタルではSFチックな動きのあるものや、手描きだと数週間はかかるものが1日でできてしまう、未来的など、マジックのようなチートのような側面が多くある。でも、デジタル的な表現や特徴がアナログで出せなくもない気がします。


個人的には両方大好きです。手描きの表現(描くこと)は苦手ではありますが…
両方とも長所短所が同じくらいあるし、好みも同じくらい分かれるものだともいます。

そんなデジタルとアナログどちらか一方に肩入れするのではなく、そこをしっかり仕事やデザインの絵作りのときに適切なを判断し、デザインの方向性を持っていく判断力が大切になってくる時代なのかなと思います。
同じことが、広告を出す媒体にも言えると思います。CMか、Webか、駅貼りか、折込みチラシか、新聞なのかなど、クライアントや商品、広告のアイデアなどに合った適切かつ効果的なものをしっかり広告を作る側が、示していかなければならない時代になってきていると私は思います。
ただ単にデータや統計から成り立ったものだけではなく、データと広告を作る側の人間を組合せていけば、面白い広告の将来があるんじゃないのかな。


自分が考えている広告の勝手な将来のイメージは、駅のホームの広告がデジタルサイネージ化されていて、時間帯の利用者層に合わせて広告が変わり、新商品の飲料広告だったらサイネージにスマホをかざすとスマホに情報がいって、そのスマホを近くにあるサイネージの自販機にかざすと試供品(サンプル品)が出てくるとか、そんな未来になっていれば面白いなと考えています。


もちろん、動きのある広告ばかりだと飽きるので、普通の紙の駅貼り広告も残っていて欲しい。


変化の時代に生きる自分たちの世代。
写植からMacへ、紙からデジタルへ、デジタルから   へ。
また、十数年後には色々と変化していきます。その先の変化を予測というか、先回りできる人になっていたいです。
過去の先人たちがやってきたように。

そして、先人たちがやってきたことを忘れないように。


変化の真っ最中、真っ只中の時に、自分がこうやって学生としてデザインや広告を学べていることは本当に幸せだなって思えます。過去と現在と未来という3つの時間軸に出来たモノがぜんぶ価値を持ち、その価値の選択や融合が自由に出来る時代だから。


変化を楽しもう。変化を起こそう。変化を思い出そう。


魔法のことば
「広告っておもしろい!デザインってたのしい!」




2014年3月4日火曜日

擬人化

今日は、会社説明会に行ってきました。日本のデザインの歴史を作った、日本のデザインを変えたと言っても過言ではない会社だったので、説明会に行けてよかったです。
話を聞くだけでも勉強になる企業でした。



今日は、2月から放送されている。江崎グリコの企業広告について。
企業イメージを伝える広告活動の一環で放送されているCM『smile.Glico



妻夫木聡さんが、赤鼻のピエロに扮して、色々な感情を持った人たちを笑顔にしていくというCMです。
赤いピエロ=グリコ という感じでグリコという企業が擬人化され、そのグリコが世の中の人を笑顔にしてくという近年の企業理念が現れているモノだと思います。




みんなのキゲンがよくなれば きっと世界はうまくいくsmile.Glico






このメッセージが本当に良く表現されていて、初めてCMを見たときは引き込まれていきました。
このCMでは妻夫木さんは一切ことばを発しません。セリフに頼らない映像で本質的な存在意義をしっかり表現しているものだと思います。



クリエイティブディレクターは電通の古川裕也さんで、最近話題のリクルートポイント「すべての人生が、すばらしい。」や九州新幹線全線開業のCMも手がけた人です。
古川さんの手がけたCMは、人の心の奥にある、ちょっとした感情を動かすツボを上手くつついてきます。


いいCMなので、もっと多くの人に見て欲しい。
グリコは過去にもいいCMを作ったりして、応援したくなる企業です。









前回のグリコの企業CM「みんなに笑顔を届けたい。」
たしか、大宮エリーさんが手がけたはずです。



電通 エクゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター 古川裕也さんのCMまとめ。



2014年3月3日月曜日

ペプシNEX ZERO 比較広告

今日から、春のエクステンションでポートフォリオでセミナーが始まりました。
就活ということをとても意識する講座で、自分のデザインの詰めの甘さが浮き彫りになった気がします。


今日から掲示されている広告で気になった広告があります。
それは、「ペプシNEX ZERO」の広告です。

ペプシはコーラの2番手として、永遠のライバルであるコカコーラを追いかけている存在。
そんなペプシがコカコーラと自分(ペプシ)を比較した広告を出したのです。















ペプシNEX ZEROとコカコーラZEROとの商品比較を競合他社の名前を出して広告にしています。
日本では珍しい広告だと思います。名前を伏せた比較広告はありますが、このように堂々と名指しでやったことに少し驚きました。

実際に商品発表会では、コカコーラZEROとペプシNEX ZEROの飲み比べをし、コカコーラに対する対抗心をむき出しにしたようです。
WBS:コカ・コーラVSサントリー はじける“健康”飲料バトル 



海外では競合他社の製品と比較したり、競合店でプロモーションをしたりなど面白い試みをすることが多いですが、日本で名指しでの比較広告は日本人の感情というか、風土には合わないのかなと思います。
下手したら、「あそこの企業は名前出して他社と比較して、自分たちをアピールしてる嫌な企業」だと思われてしまう、広告効果のない逆の方向に進んでしまうかもしれません。

でも、今回サントリーのペプシが自信を持って製品を作り、それを胸はって王者のコカコーラと比較するという姿勢が個人的にはいいなと思います。

比較グラフの下に書いてある「すべての人がペプシNEX ZEROを選ぶその日に向けて、私たちの挑戦はつづきます。」というコピーが物語るように、永遠の2番手ペプシがコカコーラに向っていく挑戦者としてのバックグラウンドが汲み取れます。

CMもありますが、今回のはオリンピック招致のシーンをモチーフにしてるんでしょうが、個人的には安直すぎてあんまり好きじゃないです…
どうせならもっとハジけて欲しかった!

ペプシがんばれ!!


2014年3月1日土曜日

SNSと出会い

三日坊主という言葉がありますが、それを超える一日で更新をやめてしまったナガサワです。
まあ、眠かったし寝落ちしちゃんだからしょうがない。人間だもの。


3月になってしまいました。先輩の卒制展が今日明日とやっています。来年は卒制展で自分の作品が展示される側です。1年後に卒制なんて信じられない。
それと、宣伝会議賞の 2次・3次通過作品の発表がありました。
もちろん、自分の名前はありません。まあ、ビギナーズラックで1次が2本通っただけいいと思って、来年も諦めず2000本目指し応募します。
宣伝会議賞の1次通過作品のコピーからグラフィックに発展させようとも思います。



さて、ここから本題のタイトルのSNSと出会いについて。
私はSNSでめちゃくちゃ人と出会っています。別に出会いを求めてやっている訳じゃないんですが、Twitterを始めてから5年くらいで数十人と会った気がします。

SNS悪用したり、使い方を間違えると本当に危ないと思うし、今の中高生のTwitterの使い方とかはあまり好ましくない使い方をしていると思うけど、健全な使い方をすれば本当に世界は広がります。
Twitterに限らずFacebookとかのSNSにも同じことが言える気がします。


Twitterで箭内道彦さんの言葉を発信するbotというものを作ってからは、会う人に箭内さんbot知ってるよ!とか交流のきっかけになったり、実際に尊敬する箭内さんから自分を知ってもらうきっかけになりました。
また、グラフィックやクリエイティブ関係の人と会ったり、Twitterのおかげで自分の世界観が随分と広がっている。


最近、バカッター的なSNSに対する負のイメージがつく出来事が多いし、 実際に変な人もたくさんいます。TwitterやFacebookに載ってる情報がすべて正しいと勘違いし、その世界しか見れない人とか。
まあ、メリットデメリットはたくさんありますが、私的には本当にメリットが多く、実名で発信することの責任をもって、SNSをやればデメリットは、ほとんどないと思えます。


SNS は広告力や広報力も本当にあるし、拡散能力は本当に他のメディア以上な気がする。 自分が尊敬できる人に知ってもらうきっかけや、女子高生が6秒動画をアップしてスターになったり、自分の飼い猫を世界中の人に知られたり、SNSは何が起こるかわからないし、それが面白いんだと思います。継続して人気者になるのは大変だけど。



SNSは使い手次第で面白くなるんだなって、やっと最近わかりました。
FacebookやTwitterが衰退したら、どんなSNSが流行るんですかね。



今日もTwitterきっかけで、ひとりの人と出会い。