2014年3月10日月曜日

変化と適材適所

最近、東京都内のJRやメトロなどの色んな路線の駅で、柱のとこにあった広告スペースが、デジタルサイネージ化されています。
渋谷駅の玉川改札付近ではもうすでにデジサイに変わり、地下鉄六本木駅や恵比寿駅などでも準備中ではありますが、サイネージが設置されている。

本当に、紙媒体からデジタル媒体への変化が体感出来るくらい変化の時にいま自分たちが立っています。




色んな人と話をするようになって感じるようになったのは、アナログとデジタルってそんな違わなくないかってことです。
アナログがいい!っていう人がたくさんいますけど、果たしてそれは適切な表現なのか疑問に思います。もしかしたら、それは思い出補正的なもので、過去の記憶を美化しているのかもしれない。
手描きが温かみやぬくもり、人を感じれるという人もたくさんいますが、それはデジタルでは出せないとは限りません。
一方、デジタルではSFチックな動きのあるものや、手描きだと数週間はかかるものが1日でできてしまう、未来的など、マジックのようなチートのような側面が多くある。でも、デジタル的な表現や特徴がアナログで出せなくもない気がします。


個人的には両方大好きです。手描きの表現(描くこと)は苦手ではありますが…
両方とも長所短所が同じくらいあるし、好みも同じくらい分かれるものだともいます。

そんなデジタルとアナログどちらか一方に肩入れするのではなく、そこをしっかり仕事やデザインの絵作りのときに適切なを判断し、デザインの方向性を持っていく判断力が大切になってくる時代なのかなと思います。
同じことが、広告を出す媒体にも言えると思います。CMか、Webか、駅貼りか、折込みチラシか、新聞なのかなど、クライアントや商品、広告のアイデアなどに合った適切かつ効果的なものをしっかり広告を作る側が、示していかなければならない時代になってきていると私は思います。
ただ単にデータや統計から成り立ったものだけではなく、データと広告を作る側の人間を組合せていけば、面白い広告の将来があるんじゃないのかな。


自分が考えている広告の勝手な将来のイメージは、駅のホームの広告がデジタルサイネージ化されていて、時間帯の利用者層に合わせて広告が変わり、新商品の飲料広告だったらサイネージにスマホをかざすとスマホに情報がいって、そのスマホを近くにあるサイネージの自販機にかざすと試供品(サンプル品)が出てくるとか、そんな未来になっていれば面白いなと考えています。


もちろん、動きのある広告ばかりだと飽きるので、普通の紙の駅貼り広告も残っていて欲しい。


変化の時代に生きる自分たちの世代。
写植からMacへ、紙からデジタルへ、デジタルから   へ。
また、十数年後には色々と変化していきます。その先の変化を予測というか、先回りできる人になっていたいです。
過去の先人たちがやってきたように。

そして、先人たちがやってきたことを忘れないように。


変化の真っ最中、真っ只中の時に、自分がこうやって学生としてデザインや広告を学べていることは本当に幸せだなって思えます。過去と現在と未来という3つの時間軸に出来たモノがぜんぶ価値を持ち、その価値の選択や融合が自由に出来る時代だから。


変化を楽しもう。変化を起こそう。変化を思い出そう。


魔法のことば
「広告っておもしろい!デザインってたのしい!」




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